企業責任

クレディ・スイス・グループは、責任あるグローバル企業として、社会や環境に対する責任を担うことが重要であると考えています。

サステナビリティへの取り組み

クレディ・スイス・グループは、サステナビリティに対する取り組みを、企業としての長期的な成功を達成するための基本であると考えています。日々の業務のなかで、経済的、環境的、社会的な問題の間でバランスを保つよう努めることにより、お客様、従業員、環境、社会に前向きな貢献を果たすとともに、会社にとって長期的な付加価値を生み出しています。

クレディ・スイスは、事業活動における環境的、社会的な問題に注意を払っており、革新的な商品とサービスの提供、デュー・デリジェンスの実行、効率的な資源利用、適正な人事などに取り組んでいます。 社内にはサステナビリティ委員会を設置し、取り組み状況をチェックしています。

サステナビリティの分野における実績に基づいて企業を分析し、格付けをおこなう調査機関がありますが、クレディ・スイスは過去数年間「業界最高クラス」に繰り返し格付けされています。クレディ・スイス・グループの株式も、Dow Jones Sustainability World Index、Dow Jones Sustainability Europe Index,  FTSE4Good Index (UK)、など主要なサステナビリティ・インデックスの構成銘柄に選ばれています。

Sustainability

社会への取り組み

クレディ・スイス・グループは、グローバルに事業を展開する金融サービス・プロバイダーとして、社会に参画しています。経済、産業、政治、文化などさまざまな分野の人々との対話を通じて、それらの分野における良好な環境作りに努めています。

そのためクレディ・スイス・グループは、それら各分野における諸団体において役割を果たすとともに、私たち自身の研究や報告を公表することによって、世論の形成にも貢献しています。

また、クレディ・スイス・グループは、人道的、文化的、慈善的、市民的な組織に支援を提供し、こうした活動を通じて、安定した事業環境や公益を図るプロジェクトの実現に力を尽くしています。また、スポーツや文化的なイベントも支援しています。

Volunteering

環境問題への取り組み

クレディ・スイス・グループは、環境に対して責任ある行動を取り、持続可能な発展に貢献するこを定めています。環境を保護し、事業活動の環境への影響を減らすため、環境問題への取り組みが不可欠であると考えています。同時に、環境問題を通じて、お客様、株主、取引先に新たな付加価値を提供しています。

例えば、環境によい商品の開発、資源の有効利用を通じたコスト削減、生態リスクに配慮したリスク管理の改善などが、私たちの取り組みの代表例です。これら環境への取り組みは、長期的な事業の成功につながると考えています。

1997年、クレディ・スイス・グループは、ISO14001の認証を受けた環境マネジメント・システムを世界で最初に導入した銀行になりました。このシステムにより、クレディ・スイス・グループは、環境問題をモニターし、新たに生じた問題に迅速に対応することができるようになりました。

2011年の東日本大震災の影響による電力制限に対する取り組み「オフィスの輪番空調等による節電対策」は、省エネルギーセンター主催(経済産業省後援)の平成24年度省エネ大賞(省エネ事例部門)の審査委員会特別賞を受賞しました。

日本経済新聞社が実施した第20回「環境経営度調査」(2017年01月23日日経産業新聞発表)において、クレディ・スイス証券は非製造業・金融部門ランキングで9位を獲得、昨年に引続き外資系金融では最高位となりました。

お客様への取り組み

幅広い商品とサービス、専門的なアドバイス、迅速なエグゼキューション。これらは市場でお客様に満足いただくには不可欠な要件です。責任を常に意識し、デュー・デリジェンスを確実に実施することも、長期的にお客様の信頼を得るためには欠かかすことができません。

クレディ・スイス・グループは、お客様のニーズに合った商品とサービスの提供を常に心がけています。また、アドバイスやエグゼキューションのクオリティーと信頼性を重視しています。お客様に満足いただいているか定期的に点検し、必要に応じて改善を加えています。

クレディ・スイスは、企業としての信用性を維持するため、デュー・デリジェンスを厳格に実施しています。お客様のプライバシーを尊重し、かつ法律上の要件を順守しています。また、環境リスクや社会的リスクなど、増えつつある新しいリスクもリスク管理に取り入れ、適切な商品サービスをお届けできるよう努めています。

職場への取り組み

クレディ・スイスが描くビジョンとは、プレミアバンク(世界最高の金融機関)になることです。そしてこのビジョンは従業員にかかっています。大切なのは、従業員個々の人格であり、能力であり、起業家精神であり、チームワーク精神です。

優れた従業員が最も大切な資産であるのはこのためです。しかし、クレディ・スイスが必要としているのは、技術的な能力だけではありません。専門知識と人間味とのバランスがあり、個人的能力とチームワーク精神とのバランスをとることのできる人です。

クレディ・スイスは、100以上の国から人材を採用し、差別のない職場環境で均等な雇用機会を保証しています。また、クレディ・スイスは、従業員が仕事と生活との健全なバランスを取れるよう支援しています。従業員が家庭や私的な生活と仕事を調和できるよう、柔軟性に富んだ勤務時間モデルなどのプログラムを提供しています。

女性の職業生活における活躍の推進に関する法律に基づく一般事業主行動計画と女性の活躍に関する情報公表についてはこちらをご覧ください。

また、次世代育成支援対策推進法に基づく一般事業主行動計画についてはこちらをご覧ください。

日本でのさまざまな活動

クレディ・スイスは、日本社会の一員として、日本での社会貢献活動に長年積極的に取り組んでいます。

社内には慈善事業委員会が設けられ、恵まれない子供たちへの援助を中心に、孤児院、養護施設、その他非営利団体などへの援助を定期的におこなっています。また、従業員を対象とした募金活動を実施したり、絵本などの物資を募り、福祉団体などに寄贈しています。従業員が個人的におこなっている慈善活動へのサポートも提供しています。 

クレディ・スイスでは地域社会へのより良い貢献を目指し、チャリティやボランティア活動のパートナーとして、NPO法人多文化共生センター東京を支援しています。

多文化共生センター東京は、 日本に住む外国ルーツの子どもたちが持つ、多言語かつ多文化な可能性を最大限生かせるように教育支援を行うNPO法人です。高校進学を目指して日本語や各教科の学習をする学びの場「たぶんかフリースクール」の運営や教育相談、土曜日には子どもたちと家族に向けた学習支援のボランティア教室などの活動をしています。

クレディ・スイスでは、2021年から3年間で約100人の子どもたちが「たぶんかフリースクール」に通い、日本語スキルの向上と高校進学を叶えて積極的に社会で活躍できるよう支援してまいります。

Multicultural Center Tokyo